先日、興収100億円を突破したアニメ「君の名は。」がガッチリと首位をキープ。週末2日間で63万7000人を動員、興収8億6000万円を記録した。連日様々なメディアで取り上げられていることから、2回、3回と鑑賞するリピーターも続出するなどブームを超え社会現象化した。
今年公開された作品の中でナンバー1の興収となったのに加え、一昨年の大ヒット作で最終興収254億円を記録した「アナと雪の女王」のペースも大幅に上回る勢い。「アナ雪」の興収100億円到達は公開から37日目だったが、「君の名は。」は28日目。これまでの累計動員は850万人、興収は111億円を突破した。
2位は新作で、クリント・イーストウッド監督、トム・ハンクス主演で、09年にニューヨークで起きた実際の事故を映画化した「ハドソン川の奇跡」。オープニング2日間で17万3000人を動員、興収2億2500万円を記録した。
4位も新作で、山田孝之主演で人気コミックを実写化したシリーズの劇場版第3作「闇金ウシジマくん Part3」。堤幸彦監督と中村勘九郎がタッグを組んだ「真田十勇士」は7位スタートとなった。
「『ハドソン川の奇跡』の数字は通常の週末興収ならば1位になっていてもおかしくない数字だが、『君の名は。』の勢いがまったく衰えず首位獲得ならなかった。関係者の間で注目されるのは、『君の名は。』がどこまで連続首位獲得の記録を伸ばすかのみ」(映画ライター)
10月1日は福山雅治がパパラッチ役に挑んだ「SCOOP!」が公開。どこまで「君の名は。」に迫るかが注目されるが…。「結婚後の人気ダウンがいまだに続いている。『君の名は。』には遠く及ばないだろう」(同)
「君の名は。」の独走はまだまだ続きそうだ。
(C)2016「君の名は。」製作委員会