同社では、中国語圏の訪日客に向けてのアピールが重要と考え、中国で絶大な人気を誇る木村をイメージキャラクターとして起用。PR動画「Are you ready?編」を制作し6月22日から公開。
国内の「そごう・西武」15店舗の店頭モニターなどで放映されるほか、今月中旬からは、中国語圏の主要サイトやSNS、広州白雲国際空港、香港そごう(香港銅鑼彎)の大型ビジョンなどでも放映されるという。
SMAPといえば、11年9月に中国・北京でコンサートを行い4万人を動員。同年デビュー20周年を迎えたSMAPにとって初の海外ライブとなった。
公演前日、日本の国会議事堂にあたる人民大会堂でSMAPが行った記者会見の席上で、中国の高官が「中国国民感情の改善に期待する」と語るなど、日中友好の懸け橋として大きな役割を果たしていた。
しかし、同誌によると、もはやSMAPは過去の存在。日本人でその動向が注目されているのは、歌手で女優の酒井法子、セクシー女優の蒼井そらぐらいなのだとか。
中国最大の検索サイト「百度」の1日あたりの検索回数を調べると、木村の約4000回に対して、酒井は10万回。
SNSでは、「そごう・西武」の動画について、「キムタクが我々を騙そうとしている。日本で無駄遣いさせる気だ!」など、不穏な声も寄せられているというのだ。
「SMAPのコンサートの時は盛り上がったようだが、その後、人気が盛り上がっているという話は聞こえてこない。最近、中国では防弾少年団など韓流グループが人気。キムタクにそこまでの“集客効果”はなさそうだ」(テレビ局関係者)
かつてのような“ブランド力”はもはやなさそうにも思えるが、今回の動画は国内でも中国ファンにも「やっぱりキムタクはキムタク」「髪が伸びて若返った」など、概ね好評のようである。キムタク効果がどの程度あるのか、注目していきたい。