テイエムプリキュアが大逃げを打つなか、アサクサキングスは中団で折り合いに専念。2周目の3角手前からペースが上がると、楽な手応えで進出し、直線入り口では早くも2番手。ヒカルカザブエとのデッドヒートをハナ差制した。
これで京都記念に続いて重賞V2。4歳時は未勝利に終わったが、跳びが大きく得意とはいえない道悪、そして、実績のない阪神で結果を出したあたり、完全復活を強く印象付けた。
「今日みたいな馬場はどこを通っても同じと思ってインに突っ込んだ。一瞬、ヒカルカザブエに差し返されそうになったけど、最後は地力で押し切ってくれた」と四位騎手。
天皇賞・春(GI、京都芝3200メートル、5月3日)に向け、一昨年の菊花賞馬が力強く名乗りを挙げた。