怖いもの見たさで行くような心理があるかもしれない。
世間一般のパワースポットは神社であったり、由緒ある自然風景であることが殆どだが、キャバクラもある意味、パワースポットである。良い磁場か悪い磁場かは、個々人によって大きく異なる不安定さが逆に良い。店に入って、キャバ嬢が席に着いてみないと良い磁場かどうかを確かめようがない。
疑似恋愛空間という名のパワースポットで息抜きをしっかりできて、日常生活へ上手く転換できるようなタイプなら、下手なパワースポットより有意義といえる。
昨今は、不況で競争が激化し、売上を上げることが大変で店の締め付けがキツイとこぼすキャバ嬢も多い。 しかし、決してキャバクラそのものが無くならないのは、人々を惹きつける魅力や魔力があるからだ。安全でホッとできる事だけに人が立ち寄るのではない。日常の何かを吐き出したくてキャバクラにハマってしまう男性も少なくない。
歴史があり、法律があり、ドラマがあり、そして文化もある。
表に出ているエピソード、裏に潜んでいるエピソード…噂が溢れ、魑魅魍魎のような一面があるとパワースポットでは無いのでは? といった意見もあるだろう。むしろ逆パワースポットか、その世界自体がオカルトのようなものであるといった捉え方をしてもおかしくない。剥き出しの欲と欲が絡み合うスポットは、一見、華やかに見える空間が隠してくれる。
パワースポットになるか? オカルトスポットになるか?それはあなた次第といえよう。
*写真は本文とは関係ありません
【写真提供】新宿歌舞伎町 ソエル