『ナカイの窓』は中居を中心に円卓を囲み、毎回違うゲストを呼んでトークを展開していく番組で、2012年より放送されている。
『ナカイの窓』は深夜帯ではあるが、視聴率は好調で現在まで10%近い視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)を稼いでいるほか、2015年度のスペシャル版では、14%台の高数字を叩き出す中居の代表番組となっている。
今回、中居の番組の放送曜日変更は日テレによる編成の都合と思われるが、業界内では中居への事実上の「左遷」ではないかと噂されている。
「金曜深夜12時の時間帯は、業界内では『魔の時間帯』と呼ばれていて、この時間帯に放送されるバラエティ番組は、ろくすっぽ視聴率が取れないことで有名です。裏番組には長寿番組の『タモリ倶楽部』(テレビ朝日系)が控えているほか、TBSでは『有吉ジャポン』を放送するなど熾烈な争いを続けており、バラエティ番組が入り込む余地はもうありません。日本テレビは数年前から金曜深夜帯を『捨て枠』と考えていて、『プラチナイト』という低予算で作れる短期間のバラエティ番組を量産しています。業界でもトップクラスのギャラランクの中居さんの番組をこの時間帯に持ってくるのは、正直無謀な賭けに出ているのか、中居さんの番組を捨てたいのかのどちらかでしょうね」(某放送作家)
事実、中居は担当している5本のレギュラー番組のうち今回の『ナカイの窓』のほか、『中居正広の身になる図書館』(テレビ朝日系)が既に終了を公表している。『身になる図書館』の後続番組は「中居正広司会によるワイドショー番組」との噂もあるが、具体的な内容は不明であり、テレビ朝日では既に番組を失っている可能性が高い。
中居は現在、CM契約がゼロ、俳優業も長らく行っておらず、音楽の活動元だったSMAPも解散してしまったことから、現在は冠番組の司会以外の仕事は一切行わないという、タレントとして「己の人気だけが武器」という非常にシビアな世界に生きている。
冠番組の終了報道で「ジャニーズ独立」との噂が俄かに再燃しつつある中居正広。2019年は自身のタレント生活にとって大きな転期となりそうだ。