◎コスモネモシン
○トーセンラー
▲タッチミーノット
△エクスペディション
△モンストール
ここしばらく1番人気の馬が苦戦を強いられている新潟記念。今年はサマー2000シリーズの七夕賞、小倉記念をともに2着したトーセンラーが最も支持を集めそうだ。5月の新潟大賞典から月1走ペースでコンスタントに使われており、今週の追い切りは芝コースで単走、馬なり。調子の維持に主眼を置いた調整で、動きを見る限り引き続き状態は良好。力量的には勝ち負けになるのは当然だが、「左回り」に疑問が残る。これまで3回走って全て着外。偶然とはいえ不得手な道悪でのレースだったこともあり、良馬場なら、の思いはある。ただ、一抹の不安は残るので割り引いて考えたい。
頭に狙うのは人気薄コスモネモシン。今週の追い切りでも、なかなかスタートせずに厩舎スタッフの手を焼かせていたが、気分が向いて走り出せば本当にいい動きをする馬。年々わがままな面が顕著になっているものの、実績的にも潜在能力的にも牡馬混合GIIIハンデなら通用して不思議でない。軽視されている時ほど好走している印象があり、この馬向きの流れになれば2年8か月ぶりのVも期待できる。以下、七夕賞の疲れがあった昨年(4着)よりいい状態で臨めるタッチミーノット、引き続き好調キープの小倉記念の覇者エクスペディション、喉鳴りの手術から10か月ほど経ちそろそろ一発がありそうなモンストールあたりをおさえに。
【馬連】流し(5)軸(7)(8)(10)(16)
【3連単】フォーメーション(5)(16)→(5)(16)→(7)(8)(10)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。