−−まず再々デビューを決意した理由などをお聞きしたいのですが、なにか心境の変化などがあったのでしょうか。
「キャバクラに紫彩乃として出るよようになったのがきっかけですね。最初はキャバクラだけのつもりで、AVの方には出ない予定だったのですが、ファンの方が沢山いらっしゃってこう…、『新作がみたいんです!』と強く言われるんですね(笑)。(キャバクラで)働いてから一週間くらい経つと、『再デビューおめでとう』なんて、もう再デビューするものだと思っている方もいらっしゃって、もう一度やってみようかなと思いました」
−−最初の引退は病気療養で、2度目の引退も病気の事を考えてのことが大きいと聞きましたが、その後はどうなのでしょうか。
「はい、17歳の時から股関節あたりの骨肉腫で、幸い良性だったのですが、今回3度目の手術をしまして、人工骨をいれました。病院の先生にはもう大丈夫だといわれています。それでも、半年に1回くらいは検査しないといけないそうですが」
−−ということは今回の活動が長期的なものになると考えても。
「そうですね、長期的になると思います。病気とかで長期で休む場合は今度は休業という形にしようかなと思っております(笑)」
−−まさに骨身を削って仕事をしている感じですね、凄いです…。
「いえいえ(笑)、身を削ってやっているのは私だけではなく、皆なにか想うことがあってこの業界(AV業界)でやっていると思うので、私もそのひとりというだけです」
−−もうセンタービレッジやマドンナの作品が撮影済みだそうですが、昔となにか変わったことなどありますか。
「個人的には落ち着いて現場でやれるようになったというのが大きいですね。周りの変化でいうと、私がデビューしたころは、18歳〜20歳くらいのADさんだった人が、監督や助監督さんになっていたりして、現場で“監督!”なんて呼ばれたりしてるんです。ほんと皆さん頑張っているんだなと思います。もう、『○○ちゃん』なんて気安く呼べないですね(笑)。皆が色々苦労しながら続けて来たんだなと思うと、なんで私はその時そこにいなかったんだと寂しく思う時もあります」
−−でも、現場に彩乃さんがいらっしゃると、懐かしく思う人も多いのではないですか。
「そうですね、昔ながらのプロデューサーさんとかには、『君がいてくれなきゃ』といってもらったりしています。最初は再々デビューするといってもオファーなんてこないと思っていたのですが、いまのところ7本くらいお仕事頂いていて、本当にありがたいと思っています」
−−仕事のオファーの数が多いのも彩乃さんの魅力あってのものだと思いますよ。
「過去に私は、業界内のアンケートの、“もう一度仕事をしてみたい女優”でナンバーワンになったことがありまして、最近変わった新しいマネージャーさんにも、『こんなにお礼いって帰る人初めて見ました』なんていわれました(笑)。でも、そのおかげで今回も沢山のメーカーさんが手を挙げてもらえたのかなと思うと、ああ、この仕事しててよかったなーと思いますね。でも、現場があると凄く緊張するんですよ。前日寝られないですもの(笑)」
−−再々レビューということで、今後やってみたい新しいことなるありますでしょうか。
「最近アダルトと芸能業界が近くなっているで、芸能活動もしてみたいかなと思います、昔サンテレビさんとかで朗読とかやっていたので、またやってみたいです。あと、お笑いとか楽しいイベントなどもやってみたいですね。あと、ちょっと変わったイベントとしては、私は病気だったので、障害や病気を持っている方を励ましたりする感じ活動もしてみたです」
−−ファンの皆さんに何か伝えたいことがあればお願いします。
「今後もいろいろと全力でがんばっていきますので、一緒に見守っていてほしいです、お願いします。あと、私に実際にあうと『え、こんな人だったの』よく喋る私に驚いてくれる方が多いので、是非、キャバクラの方にもいらしていただいてお話できれば嬉しいです」
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