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中山記念 本紙・橋本記者が気になる伏兵リキッドノーツ陣営を直撃!

 2回中山競馬のオープニングを飾るのは伝統の一戦「第82回中山記念」(GII 芝1800m 3月2日)。実力拮抗したメンバー構成で難解だが、美浦黄門こと本紙・橋本千春記者が白羽の矢を立てたのは、奥手の血を開花させた7歳馬のリキッドノーツ。父エルコンドルパサーと二ノ宮厩舎ゆかりの血統で、陣営の思い入れは強い。ケイコ役の田沢助手を直撃インタビューした。

 −−まず、追い切りの感想をお願いします。
 「もともとケイコは動く方だけど、それにしても動きは抜群に良かったですね。前走の疲れが完全に抜け、状態はさらに良くなっています」

 −−その前走(東京新聞杯2着)を振り返ってください。
 「あれがリキッドノーツ本来の(本格化した)姿です。惜しいレース(クビ差)でしたが、完全にメドは立ちました」

 −−前々走の京都金杯が重賞初挑戦。今年で7歳を迎えましたが、随分、遠回りをしましたね。
 「出世が遅れたのは3〜4歳時、球節に不安があってコンスタントに使い込めなかったからです。能力の高い馬は無理せず、辛抱強く使えば7歳になっても活躍できるお手本じゃないですか(笑)。AJC杯で初重賞勝ちを飾ったエアシェイディも、同じ世代ですしね」

 −−千八の距離については?
 「成績が示す通りマイルから二千(全6勝)がベスト。コース相性もいいし、好走条件は整っています」

 −−この馬の長所は?
 「レースに行って引っ掛からず、反応がいいところ。あと、長くいい脚を使える点ですね」

 −−確かに、東京新聞杯の上がり3F33秒4はメンバー最速でしたね。では、逆に課題はありますか?
 「…とくにないですね。強いて挙げれば、1頭になるとフワッと気を抜くところだけど、カツハルさん(田中勝騎手)は手の内に入れているから心配ない」

 −−最後に意気込みをお願いします。
 「乗り役の意のままに動けるし、馬場状態も問わない。充実著しい今ならチャンスは十分あるでしょう。応援してください」

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