−−まず、追い切りの感想をお願いします。
「もともとケイコは動く方だけど、それにしても動きは抜群に良かったですね。前走の疲れが完全に抜け、状態はさらに良くなっています」
−−その前走(東京新聞杯2着)を振り返ってください。
「あれがリキッドノーツ本来の(本格化した)姿です。惜しいレース(クビ差)でしたが、完全にメドは立ちました」
−−前々走の京都金杯が重賞初挑戦。今年で7歳を迎えましたが、随分、遠回りをしましたね。
「出世が遅れたのは3〜4歳時、球節に不安があってコンスタントに使い込めなかったからです。能力の高い馬は無理せず、辛抱強く使えば7歳になっても活躍できるお手本じゃないですか(笑)。AJC杯で初重賞勝ちを飾ったエアシェイディも、同じ世代ですしね」
−−千八の距離については?
「成績が示す通りマイルから二千(全6勝)がベスト。コース相性もいいし、好走条件は整っています」
−−この馬の長所は?
「レースに行って引っ掛からず、反応がいいところ。あと、長くいい脚を使える点ですね」
−−確かに、東京新聞杯の上がり3F33秒4はメンバー最速でしたね。では、逆に課題はありますか?
「…とくにないですね。強いて挙げれば、1頭になるとフワッと気を抜くところだけど、カツハルさん(田中勝騎手)は手の内に入れているから心配ない」
−−最後に意気込みをお願いします。
「乗り役の意のままに動けるし、馬場状態も問わない。充実著しい今ならチャンスは十分あるでしょう。応援してください」