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「私はメスブタ…」松嶋菜々子、女優の原点はド下ネタ?【有名人の消し去りたい“黒歴史”】

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松嶋菜々子

 女優の広瀬すずがヒロインを演じる第100作目の連続テレビ小説『なつぞら』(NHK系)が、1日から放送された。初回放送の平均視聴率は、22.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録し、好スタートを切っている。

 同ドラマの撮影前の初顔合わせでは、共演者で女優の松嶋菜々子が広瀬に、「ちゃんと台本読んできてね」と“いびり”を入れたと報じられた。

 松嶋というと、1991年に旭化成水着マスコットガールに選出。翌年からは、女性ファッション誌『ViVi』(講談社)の専属モデルを務め、第17代『旭化成せんいキャンペーンモデル』に輝くなど、時代を先取りするモデルとして活躍していた。

 『高視聴率女優』と称された松嶋は数々の作品に出演し、今となってはベテラン女優の域に辿り着いた。だが、松嶋には下積み時代の触れてはいけない“黒歴史”があるようだ。

 2018年3月に、21年の歴史に幕を閉じた『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)の前身である『とんねるずのみなさんのおかげです』(同系)が88年10月にスタートした。当時、同番組は絶大な人気を誇ったバラエティ番組であった。

 松嶋は、1992年4月に放送された『社長になった若大将』(TBS系)で女優デビューを果たしたが、知名度は低かった。そして、モデルの傍ら、95年に前出番組内でスタートしたコント「近未来警察072」の“ナナ隊員”として出演していた。

 「近未来警察072」は、これまでのパロディコント「仮面ノリダー」「デビルタカマン」に続く、オリジナルコントとして誕生。毎回ミッションを設け、全12話にわたるコント劇を展開した。タイトルから察しがつくように、下ネタ要素が満載のコントで、松嶋は大いに本領を発揮した。下っ端の“ナナ隊員”は、毎回とんねるずにイジられながら、“淫語”を連発するのが、半ば“お約束”のようなものだった。

 コントで発した松嶋のセリフというと、「あぁ、クセになりそう!私はあなた達のメスブタよ。もっとイタぶってちょうだい!」「カタいわ!こんなの初めて。私だけのモノよ。あぁ、壊れちゃいそう!」「ダメ!中はダメ!外なら、外ならどこでもいいから!」「今日は私が上になるわ。そうよ、下からも突き上げて!あぁ、当たってる!」など、時に体を張りながら、AV女優さながらの姿を披露した。

 今の松嶋からは想像もつかない衝撃な事実であるが、松嶋は同番組への出演をきっかけにスターへの階段を駆け上がって行ったのだ。

 1996年には、連続テレビ小説『ひまわり』(NHK系)のヒロイン役に抜擢。以降は、トレンディ女優の代表格となり、映画『リング』、ドラマ『GTO』(日本テレビ系)、『やまとなでしこ』(フジテレビ系)など、松嶋の出演と引き換えに作品は大ヒットへとつながった。

 私生活では、2001年に『GTO』で共演した俳優の反町隆史と結婚。04年 に長女を、07年には次女を出産し、2児の母となった。

 そして、2011年秋ドラマ『家政婦のミタ』(日本テレビ系)で2年ぶりの連ドラ主演に抜擢。同ドラマの最高視聴率は、日本のテレビドラマ史上歴代3位タイとなる40.0%という驚異の数字を記録した。再び女優としての地位を確立した松嶋だが、“ナナ隊員”は、一層タブー視され“黒歴史”として闇に葬られた。

 「番組の再放送はおろか、松嶋の女優としての品格を落としかねないと判断されたらしく、当時の所属事務所が映像権利を全て買い取ったと聞いたことがありますね。フジテレビには、この件に関して一切触れないようにと忠告したようです。だから、とんねるずもメディアでこの話題には触れないのでしょう」(芸能関係者)

 だが、あの下積み時代があったからこそ、今の松嶋があるに違いない。平成の締めくくりに、ぜひとも『とんねるずのみなさんのおかげです』の再放送を願いたいものだが、お蔵入りと化した伝説の“ナナ隊員”の功績を、『令和』へと残せないことは何とも残念である。

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