事の発端となったのは、野木氏が1日にツイッターに投稿したあるポスト。野木氏は「フェイクニュース土ドラのフェイクニュースを流すネット番組を見た」とし、番組内に出演していた“某科学者”である話者が「ネットが嘘で大手メディアが真実だと言いたくて、ネットに反撃するためにドラマを作ったんですよ。NHKの意図がよくわかる」と主張していたとツイート。野木氏はこれに対し、「困りましたね。そんな意図は存在しません」とNHK側の思惑があるという主張を完全否定した。
さらに、野木氏は「個人ブログ等ならともかく『ニュース』と銘打つ番組で、NHKをフェイクと責めながら自身もフェイクを流すとはこれ如何に」と苦言。『フェイクニュース』について、「企画自体が野木と北野P発信であり、内容に関しても局からの指示や圧力は一切ありませんでしたよ」と断言した。
これについて、ネットからは「見る前からバイアスがかかるとうんざりしますね…」「『フェイクニュース』がフェイクニュースを流す現実のメディアを浮き彫りにすることを願ってます」「『フェイクニュース』がフェイクニュースを駆逐するようなドラマになるんじゃないかと期待してます」といった声が集まっている。
「野木氏は8月にもツイッターを通じ、『フェイクニュース』制作発表後、ネットから『NHKがそんなドラマを作るとは』といった声が寄せられたことを受け、以前民放の放送局にメディアの誤報を正すドラマの企画を持ちかけたところ、『お前が言うなと視聴者の反感を買うから無理』と断られたことを明かしつつ、『ネタは違えどNHKがやらせてくれた』とNHKに感謝をつづっていました。『フェイクニュース』の原案は野木氏が以前から温めていたもので、今回、『NHKがネットに反撃したくて作った』と言われ、思わずツイッターで反論してしまったのではないでしょうか」(ドラマライター)
その後、野木氏は2日になって「フェイクニュースというドラマをつくるという発表だけで文句言ってる皆様はね、いつか大手の誤報を正すドラマを作りたかった私の野望をぶち壊してるってことを自覚してくださいよ」とツイート。「皆様のおかげで野望は確実に遠くなったよ。お互い得しねえよ。って本音をつぶやきたくなるくらいにはむかついてますね」と怒りをあらわにしていた。
放送前から何かと話題を集めている『フェイクニュース』。今秋一の注目作となることは間違いなさそうだ。
記事内の引用について
野木亜紀子公式ツイッターより https://twitter.com/nog_ak