銀シャリは、橋本直の的確なツッコミと、鰻のマイペースなボケが特徴の漫才コンビ。漫才日本一を競う『M-1グランプリ2016』で王者となった実力派だ。この結果を受けて、昨年4月には東京に進出。その知名度は全国へと広まった。
鰻といえば、改めて気になるのはその珍しい苗字だろう。“鰻”は芸名ではなく、本名だ。この漢字で“うなぎ”と読むのは、全国に7名しかいないと銀シャリ・鰻自身が過去に語っている。しかも、そのうち5名を銀シャリ・鰻の家族と妻で占めているというのだから驚きだ。
鰻家には、代々「ウナギを食べてはいけない」という言い伝えがあり、実際に食べた先祖2人は「原因不明の心臓麻痺」で亡くなった事実もあるらしい。実際、彼の兄がうなぎパイを食したところ、「泡を吹いて倒れた」という。
不安を覚えた鰻は、大学病院でウナギが自分の身体に及ぼす影響を検査。その結果、大学教授から「冗談でも食べてはダメです」「脳が思い込んでいると、人間は死ぬ(可能性がある)」と言われて身震いしたという。まるで、おとぎ話のようなエピソードだ。
そんな鰻家に貴重な第一子が誕生。この喜びを銀シャリ・鰻は、「6月19日に2894グラムの鰻が産まれました。48.5センチの大きな鰻です。よく動き回り元気です」とユーモアを交えて伝え、「絶滅寸前の鰻姓の子孫の繁栄を息子に託していきたい」としている。
鰻の夫人は東京都内の病院で出産。母子ともに健康だという。ぜひ、貴重な“天然ウナギ”をのびのびと育ててほしいものだ。