滝沢といえば、端正な顔立ちに天真爛漫な性格で知られる。“おかしな”日本語を話すことで一気に注目を集めた。周囲から独特な言い回しをバカにされながらも一生懸命話そうとする姿が好感を呼び、数々のバラエティ番組で活躍している。自身のインスタグラムでもその文才?を発揮した長文コメントを投稿しており、毎回爆笑を生んでいる。初めは奇をてらったキャラクター作りだと思って否定的だった人たちも、何度か目にするうちに、その言葉のチョイスと頭の回転に感心して、思わずコメント返信をしてしまう、という様子も多々見受けられる。
そんな滝沢だが、この日は顔を真っ赤にして号泣する姿を見せた。それは3年前に亡くなった祖母の遺品と対面したからだ。幼い頃に両親が離婚した滝沢は“おばあちゃん子”だった。ハーフという理由でいじめられた時も、祖母の言葉に救われたという。しかし滝沢の芸能界入りには猛反対し「他界するまで理解を示してくれなかった…」と明かした。
しかし番組内で、実は滝沢がTVに出演していることを祖母が親戚にうれしそうに報告していたことが分かった。さらに滝沢が出ている雑誌を切り抜き、スクラップブックを作っていたことも。また祖母の遺品の中には、滝沢の幼き日の写真が…。その事実を知った滝沢は「おばあちゃんのことはあまり思い出さないようにしてたから…」とこらえ切れず大粒の涙を流し、「何回生まれ変わってもこの家族がいい」と笑った。
ネット上では「もらい泣きしたわ」「カレンちゃんの気持ちよく分かる。思い出すと泣けてくるから封印しちゃうんだよね」「私もおばあちゃん子だから号泣した」「共感できた。きっと心が澄んだ優しい子なんだろうな」と好意的なコメントが多く見られた。
以前『プロフェッショナル 仕事の流儀』(NHK総合)に滝沢が出演した際、ツイッターが一時炎上したことがある。職人へのインタビューで持ち前の“滝沢節”を披露した結果、「せっかくの良い特集が滝沢カレンのコメントで台無し…」「職人さんに失礼な発言ばかりで不愉快だ」「そもそもなぜ滝沢カレンを起用したのか」などと批判が殺到したのだ。
軽いノリで話す滝沢のキャラクターは時に反感を買うこともあるが、今回はこれまでバラエティー番組ではあまり見せてこなかった“素顔”を明かしてくれた。滝沢への風当たりは弱まりそうだ。また意外な一面を見せてくれることを期待したい。
記事内の引用について
滝沢カレンの公式Instagramより https://www.instagram.com/takizawakarenofficial/