12日のアラン・ベルチャー戦で死闘の末、UFCデビューを飾った秋山が帰国した。
米国で試合後、病院に直行すると、左眼眼窩(がんか)底と鼻骨を骨折と診断された。左目は現地で手術し、完治まで6、7週間かかる見込み。鼻骨は日本で、再検査を受けて経過を見ることになった。
「想像通り厳しい世界だなと思いました。ちゃんと“お土産”をもらって帰ってきましたしね」と自虐的に振り返った。
まさに勝負の世界の厳しさを肌で感じた秋山だったが、この一戦を経験したことで課題も見えてきたよう。
打撃力の向上をポイントの挙げた秋山は、元UFCヘビー級王者で“鉄人”と称されるランディ・クートゥアのジムを見学、練習法を学んだ。
ただ、課題はそれだけではない。
「英語を覚えようかなと。金的(を受けた)の部分で勘違いをしてしまった」今回の試合で1Rに金的を受けた際、回復に与えられる時間「5分」を「5秒」と勘違いしていた。英語という“思わぬ敵”に苦戦したことを明かした。
ベストバウト賞で賞金10万ドルのボーナスが入った秋山は「英会話? いいですね。次につながる使い方が出来たらいいですね」とニヤリ。秋山の“英会話デビュー”に注目が集まる。