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コンピューターゲームの20世紀 第20回…『メタルギアソリッド』

 惰性で買い続けているタイトルが幾つかある。あくまでも惰性だから、前作、もしくはそれより以前から、すでにゲーム自体には愛想を尽しているのだが、ついつい買ってしまうのである。しかも大概は発売日。やはり心のどこかで「今度はきっと…」の思いがあるのだろう。
 今回取り上げる『メタルギアソリッド』もそんなゲームの1つ。

<まるで映画を観ているかのようなゲーム>
 初代MGSはゲーム史に残る名作である。「ここなら見えないだろう」と高をくくっていたら、まさかの監視カメラで大ピンチ…などはまだまだ序の口、ちょっとした物音にも敵の兵士が過敏に反応するため、最初から最後まで心臓バクバク。ついには私生活まで忍び足を使ってしまうほど、「タクティカル・エスピオナージ・アクション」にどっぷり浸かった。
 なお、初代MGSには本編へと繋がるブリーフィングが用意されているのだが、これがもうカッコイイのなんの。
 そういえば、ちょっと前にMGSの映画化が難航していることが話題になったが、このブリーフィングと本編の幾つかのシーンを上手に組み合わせれば、それだけで映画(のように)になるのがこのゲームのすごいところ。シリーズ作品もまた然りだ。従い、MGSに関してはわざわざ映画を撮る必要はないように思う。むしろ『ドラゴンボール』のように激しく原作レイプされるのは勘弁願いたいので、このまま凍結の流れでお願いします。

<2つのテーマが重くのしかかる>
 本作のキーワードは2つ。1つは「核」の存在であるが、これは本作というよりも、シリーズ通してのキーワードと言ったほうがいいかもしれない。テロリストたちの要求が24時間以内に認められない場合、彼らは核を発射すると通告。この発射能力の有無を調査、そして発射可能ならばそれを阻止することが、ソリッド・スネークに与えられた任務の1つである。
 2つめのキーワードは「遺伝子」。この作品の登場人物の多くは、なんらかの形で己の遺伝子と向き合うことになる。本作を通じて遺伝子問題について考えさせられたという人も多いのではないだろうか。
 これら2つのテーマに沿って進行する重厚なストーリーは大変重く、暗い。ここで私がどれだけ多くの言葉で本作について語ったとしても、未プレイの方にはその魅力はまず伝わらないと思うが、心に響くゲームの1つであることだけはお伝えしておきたい。ただ、好き嫌いは分かれるゲームだと思うが。

<どの作品もシナリオは秀逸だが…>
 私はMGSが好きだ。しかしそれは初代に限っての話。残念だが、シリーズを重ねるにつれ、MGSに対する興味は失われつつある(もっとも、これはシリーズモノの宿命かもしれない)。操作性など、ゲームが複雑になりすぎた感は否めないし、これだけ後付設定が多いとさすがにうんざりしてしまう。せっかくのムービーも冗長に感じるし、私の小さな脳みそでは正直もうついていけそうにない…と言いつつ、先日『メタルギア・ソリッド・ピースウォーカー』を購入してしまったのであった。(内田@ゲイム脳)

(C)1987 2008 Konami Digital Entertainment Co., Ltd.

DATA
発売日…1998年9月3日
メーカー…コナミ
ハード…プレイステーション
ジャンル…タクティカル・エスピオナージ・アクション

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