そんな草なぎは稲垣吾郎と一緒に昨秋、香取慎吾がフランス・ルーブル美術館の敷地内で開催した初の個展『NAKAMA des ARTS』を観るために、訪仏した。現地では、日本のトップアイドルと思えない珍行動を起こしていたと、芸能レポーターが教えてくれる。
「草なぎさんと稲垣さんは香取さんより2日ほど遅れて現地に入ったんですが、降り立ったのはパリで、早朝4時半。香取さんとの約束は午後2時で、時間が余ったので、ひとまず仮眠。それでも午前8時には目が覚めてしまったので、ホテルの周りを散歩しようと、ルームキーだけを手にして部屋を出たんです。すると、日本人夫婦から声をかけられて、そのまま3人でカフェでお茶しちゃったんです」
軽い散歩のつもりだったので、財布を持たずに出てしまった。そんな彼に声をかけてきたのは、旅行で訪仏していた50代ぐらいの夫婦。大阪からやってきて、元SMAPのファンだった。草なぎ、稲垣、香取が『新しい地図』で再スタートしていることも知っており、「慎吾さんの個展?」と声をかけてきた。カフェラテをごちそうになりながら対話していると、夫婦でパリ好きのため、もう30年前から訪仏していると教えてくれた。
草なぎといえば、これまでに奇行が何度か報じられている。09年には、深夜に東京・六本木の檜町公園で、全裸で大絶叫。公然わいせつの現行犯で逮捕されている。SMAP解散後の17年には、フレンチブルドッグの愛犬・くるみちゃんを散歩させる姿が写真週刊誌『FRIDAY』(講談社)に掲載されているが、大都会・新宿のド真ん中で歩道に座りこみ、足を無様に投げ出して、へたり込んでいた。
稲垣、香取にナイショで、ナゾの行動を取っていたパリでの草なぎ。今回は悪夢の六本木ナイトと異なり、大阪の熟年夫婦の心をホットにした。
こんな微笑ましい珍行動だったら、いつだってウェルカム?
(伊藤由華)