10月21日の放送では視聴率7.5%を記録。89年に集計が行われて以来、大河の歴代最低視聴率を更新してしまった同ドラマだが、クランクアップ会見で松山は「最低記録を更新できたことは、すごく光栄だなと思っています。すごい高視聴率を出すのと同じくらい難しいことです。そこには自信を持っています」と目を潤ませながら胸をはったが、「悔しさのあまり、開き直ってしまったようで、現場にいたスタッフたちからは拍手が巻き起こっていた」(NHK関係者)というが、会見から約5時間後に行われた打ち上げでは壇上のあいさつで本音を明かしていたという。
同誌によると、歴史好きで平清盛も勉強していたという松山は、大河が発表されるとマネージャーに電話した時のことを振り返り、「何の役でもいいから出たいんだって言うと、そのあと主役だと聞いて…。まさか主役だと思わなかったので、尊敬する中井貴一さんに電話しました」と本音では想定外の大抜擢に戸惑ってしまったようだが、中井から「名誉なことだからやれよ」と言われオファーを受けることを決断したというのだ。
会場では共演者同士がお酒を飲んで盛り上がる中、松山は順番に壇上であいさつするスタッフの言葉をたった1人で黙って聞いていたというだけに、低視聴率の責任を痛感していたようだ。
「映画を中心に仕事をこなし、好演が評価されていた松山だが、大河の主役抜擢には局内で『時期尚早』との声があがっていたが、制作サイドはそれなりの賭けで抜擢したが、見事にコケてしまった。松山が1人で責任を背負う必要はない」(同)
松山はこの悔しさをバネに役者として成長しそうだ。