同ドラマは6月3日の第22話が関西地区で9.2%という前代未聞の低視聴率を記録したが、低視聴率アップのために投入された登場人物のテロップ表示や番組プロデューサーによるツイッター解説などを井戸知事は「視聴者が求めていること」とし、ストーリーについて「一般の人に分かりやすい流れになってきた」と評価したが、遠景の撮影手法については「普通に撮ったらいいのに」と疑問を投げ掛けた。
「3日はサッカー日本代表戦の放送と重なったこともあり、関東地区でも11.0%と低視聴率だったが、前週5月27日の10.2%よりもアップ。6月10日は11.6%、17日は12.1%と低空飛行ながら少しずつ回復している」(NHK関係者)
そんな同ドラマについて、発売中の「女性自身」(光文社)が衝撃的な“秘策”が練られていることを報じている。同誌によると、これまでの視聴率を制作サイドが分析した結果、平清盛を演じる主演の松山ケンイチだけでは数字が取りにくいとして、「松山さんばかりクローズアップするのはやめよう」という方針に決定。清盛のライバルである源義朝を演じる玉木宏や武井咲演じる悲劇のヒロイン・常磐御前の出番を増やし、今後、1話のうち松山が5分しか登場しないストーリーも考えられているというのだ。
「たしかに、大河の主演に松山を抜擢したことに対し、局内からは『時期尚早では』との声もあがっていたようだが、いくら低視聴率でも、あまりにも扱いがひどいのでは。来年の大河『八重の桜』の主演は松山と同じ事務所の綾瀬はるかだけに、事務所サイドがNHKに不信感を抱き、関係が悪化しそう」(テレビ関係者)
史実では源氏が平氏に勝利したが、ドラマでは源氏が主役の平氏を押しのけそうで、そのうち、またまた井戸知事が苦言を呈すことになりそうだ。