同プロジェクトの特徴は、なんといっても選定方法にある。メンバーを決めるのは、レコード会社やプロデューサーではなく、100%“国民プロデューサー”と呼ばれる視聴者。コンセプトバトルやポジションバトルなど、選考を通過した101名の練習生がチームを組み、観客の前でパフォーマンスを披露していく。その模様はGYAO!で配信され、ダンスや歌を見た視聴者が、気に入った練習生に投票。ステージの上だけでなく、練習風景や参加者の葛藤などが映し出されるドキュメンタリー要素もあり、視聴者は人となりを見て練習生に投票できる形となっている。現在、投票後の順位発表で人数が絞られていき、20名が残留。生放送で11人が選出され、デビューとなる。
「司会は、モーニング娘。やCHEMISTRYらを輩出したオーディション番組『ASAYAN』(テレビ東京系)でMCをしていたナインティナイン(岡村隆史、矢部浩之)。これまで11話放送されており、すべての司会も担ってきました。開始当初、岡村が練習生の緊張をほぐそうと下ネタで絡んだのですが、ファンから猛反発を喰らい、後日謝罪。その後の岡村の練習生に対する接し方や司会ぶりで信頼を取り戻し、現在はファンの反応も良好のようです。」(芸能ライター)
ステージの裏側が映し出されることで、彼らを身近に感じることができるためか、徐々にファンも拡大。デビュー前にも関わらず、すでに推しの練習生がいるというファンがいる異例の事態となっている。“国民プロデューサー”であるファンは、Twitterで応援アカウントを作るだけでなく、練習生への投票を呼び掛けるべく、駅に応援用の掲示板を自腹で出すなど、熱心に応援している姿もある。
「応援するがあまりにネットで誹謗中傷するファンもいます。一時期、韓国からやって来た練習生がおり、その中でもデビューが確実視されていた男の子が3人いました。しかし、彼らに対してネットで誹謗中傷する姿が散見され、他の練習生のファンもドン引き。それとの因果関係があるのか不明ですが、韓国からやって来た練習生はつい先日辞退する形に。彼らがいなくなったことで、推している練習生がデビューできたとして、嬉しいのでしょうか?」(同上)
とにもかくにも『PRODUCE 101 JAPAN』は11日に放送予定。海外で活躍すること間違いなしの彼らの船出を見届けてみてはいかがだろうか?