若林の結婚発表は、同じ深夜ラジオ番組の「オールナイトニッポン」内で行われたため、岡村も衝撃を受けたようで、「若林くん、それはないぜ。大恥かいているよ俺が」と嘆き節から始まった。
若林は番組内で「嫁の声が聞こえる」といった妄想トークを繰り広げていた。そこに岡村が「自分の嫁が見える」と乗っかってしまい、その流れを振り返り、「一番アホやねん」と振り返っていた。岡村が妄想嫁ネタを話し出したのは、今年の6月ごろである。4月にオードリーの春日俊彰が結婚を発表(注・入籍は5月)したため、岡村にとっては、若林は同じく独身街道を突っ走る仲間のように思っていたのだろう。だが、急転直下のスピード婚となった。岡村は「俺を隠れ蓑みたいに若林くんが使った」と被害妄想も爆発させていた。
若林はインスタグラムでの匂わせや、ネタ内での言及を含めてすべて伏線を張っていたことは、盟友である南海キャンディーズの山里亮太もラジオ内で絶賛していた。
その完璧なフリオチのセンスに、岡村は「俺はどうしたらええの。もし俺が結婚することになったら、若林くん一緒に考えてや。これは貸しやで」と嘆いていた。若林スピード婚の報告を聞き、岡村は気持ちがぐちゃぐちゃになってしまい、むしゃくしゃして髪の毛にパーマを当てたと報告した。最後はお祝いのメッセージを向けようとするも、「おめでとう」のフレーズが出ずじまいだった。これを受け、ネット上では「岡村さんネタにしてるけどマジでヘコんでるっぽいな」「若林の方が何枚も上手だってことかね」といった声が聞かれた。
岡村は20年来の付き合いである、よゐこの濱口優から結婚報告を受けた時も動揺して電話を切ってしまったエピソードがある。逃避癖は相変わらずのようだ。