本作は「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア」とAKB48グループのコラボ作品。茂木のほか北原里英、宮澤佐江、中西智代梨、横山由依、入山杏奈、木崎ゆりあ、兒玉遥、江籠裕奈がそれぞれ主演を務める9つの短編で構成され、茂木はこのうちの1編『赤い糸』で主演を務める。
イベントでは本作の公開に先立ち、横山が主演する劇中の1編『漁船の光』が上映されたが、茂木は上映後に「横山さんすごく演技が上手だなって改めて思いました。なかなか横山さんの芝居自体見る機会がなかったのですが、(劇中の)まじめそうな感じが普段の素顔ととても似ているなって。わたしはまだ横山さんのような(シリアスな)演技はなかなかできないと思います。でも、いつかはできるようになりたい」としみじみ。
自身の『赤い糸』では「運命の赤い糸」が見えるようになった女子高校生役を演じているが「映画の出演は初めてで、演技もほとんどやったことがなくて、撮影の日は一日中ずっと緊張していました。たいへんだったのは赤い糸がCGで表現されるので、現場ではないものをあるように演じなければいけなかったところ。演技は難しいですね」と苦笑い。
「緊張したけど終わったときにすごく勉強になった気がして、これからも女優の仕事をしていきたいなって思いました。今後はホラーや学園ものの恋愛ドラマに挑戦してみたい」と発言し「わたしの高校時代はまったくラブの要素がなかったんです。せめて映画の中だけでもラブの要素を感じてみたいので」とにっこり。
憧れの女優には満島ひかりの名を挙げ、「短いから飽き性な人も見やすいと思います。短いがゆえに、どうなるんだろうって、ちょうどいいところで作品が終わるのもいいと思いました。みなさん、ぜひ楽しみにしていてください」と本作をPRしていた。
『9つの窓』は30日よりブリリア ショートショート シアターで先行公開され、2月6日より全国で順次公開される。
(取材・文:名鹿祥史)