タレントとしては新人の浅田が起用されたことに驚きの声が上がっているが、日テレとしては当然、東京五輪を見据えて起用したようだ。
浅田というと、日本国民なら誰もが知るであろうフィギュアスケートの元世界女王。2017年4月に現役を引退した浅田は日本だけでなく、世界中のフィギュアスケートファンから愛されていた。引退時には海外メディアも一斉に報じるなど、常に注目度が高い選手であったことがうかがえる。
2014年のソチ五輪のフリーの演技は、「メダルは勝ち取れなかったが、多くの人の記憶に残るパフォーマンスだった」として多くの人の記憶に残り、ラフマニノフの名曲に乗って見事に跳んだトリプルアクセルと、終了後に感極まって流した浅田の涙は世界中の人々を感動させた。
その大舞台に浅田と一緒に挑んだのが、タレントの村上佳菜子である。村上は総合12位に終わり入賞へは届かず、浅田の引退直後の17年4月に自身の公式サイトで直筆メッセージを公開し、現役引退を表明。引退後は、プロフィギュアスケーターとして活躍していくことを表明した両者だが、今年3月発売の『女性セブン』(小学館)によると、“共演NG”であると報じられている。
原因となったのは、18年4月に2人が共演した『ボクらの時代』(フジテレビ系)。村上が浅田に恋愛観や「結婚したら尽くしたい?尽くされたい?」などのプライベートに突っ込んだ質問をぶつけてしまったという。
同番組では、MCなしで浅田、プロフギュアスケーター・鈴木明子、村上の3人だけでトークで番組を展開していったが、舵を取ったのは、レギュラー番組を多数抱える村上だった。
「天真爛漫な上に饒舌な村上は、番組を盛り上げようと芸能レポーターばりに、あれこれ質問したのです。知られざるプライベートまで踏み込んだ村上に視聴者からは賞賛の声が寄せられましたが、浅田側からは嫌忌されたようですね」(芸能ライター)
両者は、名古屋のリンクで山田満知子氏の指導を受けた姉妹弟子の間柄。幼少期から良好な関係で、オフの時間が合えば週に何度も会うほど心を許し合う仲だったという。
スポーツ関係の特番に村上が出演するとなると、浅田にオファーできなくなるようだ。村上の“バラエティー慣れ”が見事なあまり、他のOGや現役選手とは明らかに格差が出てしまうようだ。故に同番組以降、共演することがなくなってしまったという。
「村上は、分かりやすい解説者としても好評のよう。また、かわいらしい容姿から歌手・松浦亜弥に瓜二つといわれ『氷上のアヤヤ』と呼ばれていた。親しまれている一方で、アンチも増殖。村上の飾らないキャラクターや天然っぽさが『ウザい』『あざとい』『受け付けない』などと評されているようだ」(芸能関係者)
年頃の浅田には聞きにくい結婚観まで引き出す村上の手腕には脱帽だが、そのトーク力が裏目に出てしまったのか。同じリンクで白熱した者同士、バラエティという舞台で“記憶に残る共演”をぜひとも望みたいものだ。