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ノリピー本 これからが正念場

 覚せい剤取締法違反の罪で執行猶予中のノリピーこと酒井法子(39)の自叙伝『贖罪』(朝日新聞出版)が初週1.5万部の売り上げを記録したことが報道された。同書では彼女の生い立ちから薬物事件まで、そして家族のことが書かれている。緊急出版であったので、決して十分な告知をする時間があったとは思えない同書だが、まずはそれなりの売り上げを記録したようだ。

 一部報道では出版と同時にドラマ化や翻訳出版のオファーがあったという同書。ただ今後の展開には厳しい見方もある。

 「そりゃあ、出版直後は売れますよ。ただ酒井法子の旬はもう過ぎている。芸能界なんて移り変わりの激しい世界。わざわざ去年、話題になったタレントの本を買うのは、そうとう根強いファンだけでしょう」(書籍編集者)

 過去にタレント本で大成功をおさめた本として有名なのが、郷ひろみの『ダディ』だが、これは離婚発表と同時に発売しビジネス的にも大成功したもの。

 「ノリピーも遅くとも昨年のこの時期に出せばもちろん効果あったかもしれませんが…。今では効果が数十分の一でしょうね」(書籍編集者)

 今後、『贖罪』がこのペースで売れ続けることはあり得ないという厳しい見方が出版業界では広がっているという。ただ、ノリピーは“作家”ではない。本の売り上げでこれから生計を立てるつもりはなく、あくまで最終目標は“芸能界への復帰”だろう。ただ、これにはまだまだ厳しい意見が多い。

 「やはりまだ時期尚早とのムードがある。テレビ出演など次に進むには慎重な判断が求められるでしょう」(週刊誌記者)

 果たして、ノリピーの完全復帰はいつになるのだろうか。

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