1・4で菊田早苗に敗れた後、「もしかしたらもう辞めるかもしれない」と引退を示唆していた。
この日は敗戦後、初めて公の場に姿を現し、「93キロで1回ぐらい勝ちたい」と現役を続ける意向を示した。
引退を撤回した吉田だが、試合後は「ダメだなと思うときと、まだイケるっていうときが両方あった。負けたけど、体の動きは良かった」「体重が落ちにくかったのがあって(試合前に)もうちょっとしっかり減量をやればよかった」などと、日に日に悔しさがこみあげていたという。
盟友の存在も大きかった。「まだサクも頑張っているから(やめられない)」。DREAMのリングで闘い続ける同い年の桜庭から「試合の後、夜中に電話があって、辞めんなよって言われた」と慰留され、再びリングに上がる決意が固まった。
すでにトレーニングも始めており、復帰時期には今夏以降が濃厚だ。吉田は戦極3月、5月興行での再起戦について「ない」と否定したが、7月大会には「まあ、わかんないけど、そこまで練習を積んで頑張りたい」と話した。