大谷は蝶野正洋デビュー25周年特別興行(12日、両国国技館)でIWGPヘビー級王座に挑戦する。「IWGPは昔からの憧れ。チャンピオンであれば、いろいろなところに出て行ける。ベルトを獲れれば世の中を変えることができる」とその思いは最高潮に達している。
しかし、それとは裏腹に決戦を前に王者・中邑の目はアントニオ猪木と初代IWGPベルト奪還ばかりに向いている。大谷は「当然面白くないですけど、どうぞ御自由にって感じですかね」と不快感を見せた。
とはいっても、大谷にとって最も重要なのはベルトを獲ること。
もちろん、IWGPを20回にわたり防衛した故・橋本真也への思いもある。「中邑選手には、ぶっちゃけ思い入れはない。勝てればそれでいい」とあくまで今回は結果にこだわるつもりだ。
最後に、中邑の必殺技ボマイェについて「ゴングがなるまで分からないが、試合中に一回食らってみたいという気持ちになるかもしれない。でも、返してみせるでしょうけど」と不敵なひと言を残した大谷。見事勝利で歴史を変えることができるのか。