小学生や中学生でもスマートフォンを持つのが当たり前となった昨今の日本社会。特にスマホの中でも人気となっているアプリが、無料通話や同時に複数人とメッセージのやり取りができるLINE。利便性が高く、費用もかからないメリットがある一方、LINEに関連したいじめや殺人事件も起きているのが現状。スマホを持たす親としては、子供がLINEでいつ、誰と、どのような内容をやり取りしているのか気になるところ。
LINE監視アプリとは、子供と親の両方のスマホにアプリをインストール。子供のスマホでいじめや犯罪につながる単語が検出された場合、親のスマホに通知が届くというシステムになっている。親はいつ、誰と、使用された注目単語などを把握できるが、原文を知ることはできない。監視されるのは約2万語で、「バカ」「ブス」「KY」「応援」など、誹謗中傷の言葉、略語、隠語などが含まれている。実際に千葉県柏市は、LINE監視アプリを中学1年生の保護者に無償提供する実証実験を一部の中学校で始める予定。もし、子供のLINE上でトラブルが起きた場合、親としては早急にトラブルを把握することができ、学校に相談することができる。
番組では同アプリのメリットとして、「LINEいじめなどを早期に発見」、「出会い系や性犯罪などへの危険を察知」と紹介。一方、デメリットとしては「子供のプライバシーがなくなる」、「隠語や略語も多く通知が多くなりかねない」、「子供の会話相手が監視アプリに同意していない場合も」と紹介した。
加藤は「難しいなぁ」と悩んだ上で反対を選択。「これはね、僕個人で考えました」と前置きした上で、「自分の子供にスマホを持たすって考えた時には、付けないなって」とコメント。
「やっぱりスマホを持たすっていう時には、それなりにその人を信用してて、その人のプライバシーも守られるべきだと思います。子供でも」と子供のプライバシーを尊重すべきと主張。
さらに、「そこは信用してるわけだから、事前にこういうことはダメだよって話し合って渡すんだから、それを入れてしまうと子供を信用しようしないことになっちゃうんじゃないかなって」と見解を示した。
番組では視聴者投票も行われ、賛成が15804票、反対が27231票と反対票が賛成票を大きく上回った。賛成票が多くなると予想していた加藤は「あれ? そうか〜」と若干驚いている様子だった。
加藤自身は2001年に結婚し、現在3児の父親。家庭を大事にしている一家の大黒柱である。