“社会を明るくする運動”とは、全ての国民が、犯罪や非行の防止と罪を犯した人たちの更生について理解を深め、犯罪や非行のない明るい社会を築くための全国的な運動のこと。
吉本所属・鉄拳によるパラパラ漫画制作やイベント開催、少年院慰問などをはじめ、第66回運動以降は所属するタレントが3年連続で、積極的に運動に協力。同社と、保護司を題材とした映画を制作したシネマとうほくが表彰されることになった。
式典には、ダウンタウンを東京に進出させ成功に導いた大崎氏のほか、同コンビのマネージャーを務めた過去を持つCOO・岡本昭彦氏、シネマとうほくの鳥居明夫社長が出席した。
山下法務大臣は、両社の功績について感謝した後、過ちを犯した人が二度と同じことを繰り返さないよう「地域の中での適切な“仕事”や“居場所”の確保が重要」と強調。再犯防止や社会復帰を支援するには国民の理解が必要だとし、吉本興業とシネマとうほくの活動は意義があると再びたたえた。
法務省は今後、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて「世界一安全な国・日本」を目指すという。山下法務大臣は「本運動を効果的に推進することができるように取り組んでいく」と話した。
山下法務大臣の挨拶を受けて、大崎氏は、プロモーションを始めた当初を振り返り、法務省のアドバイスを受けながら活動を進めたと回顧。今後も、社員やタレントで勉強をしながら進めていくとし「地道な活動しかできませんが、持続可能な限り、一生懸命頑張りたいと思います」と力を込めた。
このほか、鳥居氏の挨拶があり、贈呈式は終了した。