特に注目は解散への戦犯とされてしまっている香取慎吾とその盟友の草なぎ剛だ。所属事務所と御用マスコミのストーリーだと、特にこの2人がファンの思いを無視して強硬に解散を主張したとされてしまっている。この状況からみて、彼らがSMAPにいた時よりも仕事が充実するとは考えずらい。事務所からプッシュがないだけならまだしも、その空気を読んだテレビ局が起用することはないだろう。そうとなれば、来年9月を目処にした事務所からの独立も考えられる。これは稲垣吾郎にも同じことがいえそうだ。
一方、中居正広はどうか。実は中居はすでに、所属事務所がどうのこうの言うことができないほど巨大なタレントに格付けされている。逆にいえば、すでに所属事務所は、彼の仕事について手を出すことができないほど力を失っているとも言えるだろう。ある意味で今回の解散騒動のゴタゴタは、事務所の神通力の弱まりを露呈してしまった格好になっている。中居は、他のタレントに差し替えられることはなく、まずは彼の今ある仕事はキープできると考えられる。しかし、現在以上の仕事と考えると、やはり厳しくなるはずだ。番組の改変時期に徐々に仕事を奪われる可能性は否定できない。そこで中居の事務所から離脱も考えられる。中居が芸能界各所へ仁義を通して、事務所を香取、草なぎ、稲垣と移籍すれば、彼らの状況の改善もあるかもしれない。それ考えた上で元リーダーの男気として、彼らを救うために移籍することは十分に考えられる。
そして常に4人と行動を別にしていたキムタクこと木村拓哉はどうか。事務所がどうこうの前に、今回の騒動で彼はイメージを大きく落としてしまった。これまで主戦場としてきたドラマでの起用も先行きは明るくない。そもそも、ドラマでの高視聴率を記録できるという“キムタク神話”はとっくの昔に崩壊している。キムタクにはNHK大河ドラマでの主役が長年の夢であるとのことだが、その夢も現状ではとても達成できない状況のようだ。
それぞれ、立場によって今後の展開は分かれるようだが、ファンとしては解散しても5人が活躍し続けてくれることが希であるはずだ。