同フェスは、2005年よりスタートし今年で14回目の開催。“サーフカルチャー、ビーチカルチャーをルーツに持つ、“MUSIC・ART・FILMのカルチャーフェスティバル”で、“Save The Beach Save The Ocean”のコンセプトを掲げ、急速に減少しているビーチと海の環境を守る為の活動も行っている。
多くのファンが毎年心待ちにしている、初夏を代表するフェスティバルの一つであり、同フェスの開催で夏が近いことを実感する人も多いという。両日で合計11万人が来場し、さわやかな潮風の中音楽を楽しんだ。
曇りがちだった初日に比べて、朝から晴天の2日目。メインステージGOOD WAVEに最初に響き渡ったのは、サンボマスターの雄叫びとファンの熱い声援。「オシャレフェスに呼んでもらったからには、俺達には横浜でやることがあるんだよ!」と、ボーカル山口隆の熱いメッセージと演奏で、会場のボルテージはファーストアクトから最高潮に。「ミラクルをキミとおこしたいんです」「できっこないを やらなくちゃ」「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」と、ヒット曲3連続で更にオーディエンスを盛り上げる。「くそ面白くねえことがあったらまたライブに来てくれ」と、見る者全てを励ます言葉からのラストソングは、「YES」。サンボマスターから観客に、楽曲の形で熱いラブレターが届けられた。
その他、在日ファンクやASIAN KUNG-FU GENERATION、向かいのBLUE SKYステージでは、GRAPEVINE、水曜日のカンパネラ等、個性的なアーティストが好演。GOOD WAVEステージのThe Wailersのライブでは、生前のボブ・マーリーが歌った往年の楽曲をオーディエンスが合唱し、RED BRICKステージでは、韓国から参戦したHYUKOHやKANDYTOWNなどが盛り上げた。GALLERYステージで行われたMONDO GROSSOのライブでは、450人以上のファンが列を作る場面も。
フェスも終盤に近付き、BLUE SKYステージのUAが夕陽をバックにエモーショナルなステージで観客を魅了。GOOD WAVEステージのトリSublime with Romeは、登場とともに大歓声が上がり、激しいパフォーマンスで満員の会場をロックした。
横浜の美しいロケーションの中、観客はそれぞれ最高の2日間を過ごしたようだ。