ドラマは宮藤官九郎が初めてNHKで脚本を手がけたオリジナルストーリーで、回を重ねるごとに注目を集め、岩手県・久慈地方などロケ現場は観光客で大賑わい。劇中で小泉今日子が歌った「潮騒のメモリー」はシングルカットして発売され大ヒット。ドラマの放送終了後にはドラマを毎朝昼に観る楽しみが無くなってしまった時の喪失感を現す「あまロス」なる言葉も生まれ、おおみそかの紅白歌合戦ではキャストが総出演するコーナーが設けられるという。
キャストたちは軒並み“「あまちゃん」効果”で仕事量が増えているが、特に明暗を分けたのは同世代の主要キャスト3女優だという。
「一番の“勝ち組”は有村架純。広末涼子や戸田恵梨香と同じ事務所に所属し、小泉が演じた主人公の母の若いころを演じたが、下半期だけでCM9本が決まり現在11本に出演。今やすっかり事務所の稼ぎ頭になった。能年玲奈はドラマ終了後にCMが2本しか決まらなかったが、事務所が仕事を選びすぎていて業界内から『何様のつもりだ』と反発が高まっている。“負け組”になってしまったのは橋本愛。ドラマ放送中、落合モトキ、綾野剛と立て続けに熱愛が発覚。7月にはCMの発表会見での態度が悪くスポンサーを激怒させた。先日は写真誌『フライデー』(講談社)で未成年にもかかわらず、深夜に街中を徘徊し、おそらく復縁した落合のマンションへ向かう様子が掲載されるなど、仕事が増えそうな材料がまったくない。橋本はドラマで名前が売れたおかげで高すぎる“有名税”を払わされた」(芸能記者)
ブームに笑ったのは有村で笑えないのが能年、泣いたのは橋本といったところか。