今年1月から始まった同番組は、世界の特殊な環境で生きる村人の幸せを支える人物を取材するという内容で、2016年末に終了した『SMAP×SMAP』の後、『ちょっとザワつくイメージ調査 もしかしてズレてる?』を挟んでスタートしていた。
しかし、始まってみると、初回平均視聴率は4.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)、2回目以降は2〜4%の間を行ったり来たりと一向に上がらず。打ち切りの噂は以前から囁かれていた。
「そもそも、フジの考えが甘すぎる。『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)や『陸海空 地球征服するなんて』(テレビ朝日系)の視聴率がいいからと、世界に目を向けた番組を安易に企画したとしか思えません。ただ、『イッテQ!』も『地球制服』も、制作陣の熱の入れようが違う。マネしただけで、視聴率が取れるかもなんていう考えは、まさに今のフジを象徴していますね」(芸能関係者)
たしかに、番組開始直後から、ネット上では「二番煎じ」「使い古された企画」「新鮮味がない」などの声が挙がり、フジの見え透いた裏心が丸見えだった。
千鳥が『金曜ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)に出演した際は、有吉弘行らから「凄い人気だって聞いている」とイジられたこともあったが、低視聴率を笑いに変える形で「まず見ない」「誰も見ないよ!」とノブが自らツッコミを入れるほどだった。少なからず、芸能人たちの間でも、「あの番組は続かないだろうな…」と思われていたのだろう。
しかし一方で、千鳥のロケは好評だった様子。ネットでも「ロケに安定感がある」「素人との絡みはピカイチって知った」などの声が相次ぎ、千鳥が見られなくなることを惜しんでいる人は多い。
「千鳥さんは地方の番組でのロケも多く、ロケ経験が豊富。ロケをやらせたら右に出る者はいないと業界内では評判です」(前出・関係者)
視聴率は悪くとも、千鳥は評価を上げた形だ。