search
とじる
トップ > レジャー > 「渋井哲也の気ままに朝帰り」 飲み会で知り合った女子大生がキャバ嬢へ

「渋井哲也の気ままに朝帰り」 飲み会で知り合った女子大生がキャバ嬢へ

 私が店長をしている新宿•歌舞伎町のバーである女子大生と知り合いました。彼女と話をしていたら、

 「(新宿)2丁目に行ってみたい」

 と言ってきました。

 そして、学校の別の友達もつれて一緒に行こうという話になったのです。数週間後の午後11時ごろ、2丁目の近くで待っていると、その彼女と友達3人がやってきました。みんな20代全般で、2丁目に来るのは全員初めてということです。

 彼女たちには内緒でしたが、実は、女子大生4人を私1人で2丁目をつれ回すのは大変だろうなと思い、知り合いのフリーライターを近くに呼んで、偶然を装って、一緒に飲む計画も立てていました。

 ただ、偶然に同じ店にいる、というのもわざとらしいので、飲んでいたら、電話がかかってきて、「一緒に飲もうよ!」という流れにしようということになったのです。結局、その日は、女子大生4人と私とフリーライターの6人で飲んでいました。

 その後、その女子大生たちとは別の機会でも飲むようになったのです。11月にも、あのときの女子大生4人のうちの3人と私とで飲むという話になったのです。このときも私のほかに、別の男性を呼ぶということになり、知り合いのSE(30代)を呼んだのです。

 この時、女子大生の1人が、

 「実は、いまキャバクラで働いているんですよ」

 と言ってきました。といっても、私にとってには特に驚くべきことではありません。ただ、告白したということは営業をするのかなと思っていたら、案の定、24日のクリスマスイベントに来てほしい、というのです。

 その子が働いているのは、小田急沿線で、かつ神奈川県内にあります。しかし、私は24日はダメなのです。クリスマスイブの深夜に放送する「明石家サンタの史上最大のクリスマスプレゼントショー」(フジテレビ)が見ることが毎年欠かせないからです。

 結局、24日でないとダメ、ということになりました。同日の夕方まで大阪で仕事だったのですが、新幹線で帰京し、新宿駅のコインロッカーに荷物を収納し、小田急線に乗り、集合時間に約1時間遅れで着くことができました。

 お化粧をしたキャバクラ嬢が女子大生の顔に戻るのはよく見ていますが、女子大生がキャバクラ嬢になるのを見るのは新鮮でした。しかも、サンタの衣装ですので、さらに違った面(コスプレ)を見ることができました。

 一緒にキャバクラに行ったSEの男性は、

 「これまでもキャバクラに行ったことはありますが、いつもは一時間が長く感じる。でも、今回は3時間が短く感じましたよ」

 と上機嫌。どこがよかったのかと聞くと、

 「歌舞伎町や六本木に比べれば、かわいい子がいたわけではないんですけど、あまり営業がしつこくなかったのがよいですね。席を離れるときは名刺を置いていくのが普通ですが、そんなことをしたのは誰もいなかった。店が明るいのもよかったですよ。暗いと顔がよく見えないじゃないですか」

 と言っていました。ただ、

 「さすがに都心からは遠すぎるから、積極的には行かないですね」

 と漏らした。私鉄沿線や地方のキャバクラは、その純朴さやのんびりしているところがよかったりする。ただ、ネックなのは、その近くに住んでいないと、通“店”時間がかかってしまうところですね。

<プロフィール>
渋井哲也(しぶい てつや)フリーライター。ノンフィクション作家。栃木県生まれ。若者の生きづらさ(自殺、自傷、依存など)をテーマに取材するほか、ケータイ・ネット利用、教育、サブカルチャー、性、風俗、キャバクラなどに関心を持つ。近刊に「実録・闇サイト事件簿」(幻冬舎新書)や「解決!学校クレーム “理不尽”保護者の実態と対応実践」(河出書房新社)。他に、「明日、自殺しませんか 男女7人ネット心中」(幻冬舎文庫)、「ウェブ恋愛」(ちくま新書)、「学校裏サイト」(晋遊舎新書)など。

【記事提供】キャフー http://www.kyahoo.jp/ 

関連記事


レジャー→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

レジャー→

もっと見る→

注目タグ