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公開延期になった話題作が首位を獲得した今週の映画ランキング

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(C)2016 Asmik Ace, Inc./TOHO CO., LTD./J Storm Inc./ PARCO CO., LTD./AMUSE INC./Otonakeikaku Inc./ KDDI CORPORATION/GYAO Corporation

 6月25日と26日の映画興行収入ランキング(興行通信社発表)が発表され、脚本家の宮藤官九郎監督作品「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」が初登場首位を獲得した。

 同作は全国288スクリーンで公開され、オープニング2日間で18万8028人を動員、興収2億5811万9400円をあげた。神木隆之介演じる、バス事故で命を落とした高校生が主人公であったことから、今年1月に長野県軽井沢で起きたスキーバス転落事故を受け、公開が2月から延期に。公開延期の影響が懸念されていたが、宮藤作品やキャストのTOKIO・長瀬智也らのファンと思われる学生や20代のOLを中心に動員。最終興収が15億円超を見込まれる好スタートとなった。

 前週3位に後退した「ズートピア」は2位に再浮上。公開10週目で累計557万人を動員、興収は72億円を突破。3位の「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」は累計興収16億円を突破した。

 8位は新作で、「凶悪」(13年公開)で高い評価を得た白石和彌監督が綾野剛を主演に迎えた「日本で一番悪い奴ら」。全国178スクリーンで公開され、オープニング2日間で5万1950人を動員、興収7161万3600円をあげた。同じく「R15+」指定作品だった「凶悪」の興収比212.6%となった。

 「新作では、ほかの作品を抑えて圧倒的にメディアでPRが目立ったのが、黒木瞳の初監督作品『嫌な女』。W主演の吉田羊と木村佳乃を押しのけ、黒木監督ばかりがPRしていたが、公開が50スクリーン程度だったこともあって、トップ10入りならず。その規模相応の動員・興収にとどまったようだ」(映画ライター)

 7月1日は大ヒットファンタジーの続編「アリス・イン・ワンダーランド 時間の旅」、2日は池松壮亮と菅田将暉のW主演映画「セトウツミ」、人気アニメシリーズの劇場版最新作「それいけ!アンパンマン おもちゃの星のナンダとルンダ」などが公開される。

(C)2016 Asmik Ace, Inc./TOHO CO., LTD./J Storm Inc./ PARCO CO., LTD./AMUSE INC./Otonakeikaku Inc./ KDDI CORPORATION/GYAO Corporation

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