大学院に通う大学院生のたまが、修士論文のために見知らぬ男を尾行するという小池真理子の小説を映画化した本作。舞台あいさつには共演のリリー・フランキー、長谷川博己、メガホンをとった岸善幸監督、原作者の小池真理子も出席。
門脇を「動物的」と評した菅田に対し、門脇は菅田について「トリッキーな役を演じるイメージがあるんですけど、現場ではテンション低い時めっちゃ低くて」と笑顔で紹介。「あと、寝るのがはやい」とも述べると、「気付いたら寝ていますよね。お昼ごはんとかすごくはやく食べ終わったなっておもったらもう寝ているんです。後本番中(撮影中)もね」と明かしてぴしゃり。菅田はこれに「その際はご迷惑をおかけしました」と申し訳なさそうな表情を浮かべていた。ちなみに菅田の本番中の居眠りはそのままシーンに採用されているという。
門脇はまた、劇中、長谷川演じる“見知らぬ男”を尾行するシーンの撮影も振り返り、「楽しかったです」とにやにや。「長谷川さん、面白いんです。町で急に立ち止まって靴ヒモを直したり…」と嬉しそうに話したが、長谷川のほうは尾行される側の心境を「尾行されている気持ちをなるべく消して演技をしたんですけど、なんか変な視線、嫌な感じはやっぱり伝わるんです」と苦笑いで振り返っていた。
(取材・文:名鹿祥史)