エントリー総数984組のなかから、12組が決勝に進出したが、東野は、「1000組のエントリーを目指していたんですが、16組及ばずで…。らしいな、と」と嫌味たっぷり。優勝賞金は1,000百円(10万円)で、有名コンテストと比べるとかなり小粒だが、これも「とにかく あらくて おもしろい」審査基準にピッタリといえる。そこを踏まえた東野は、「チャンピオンになっても、仕事が増えるとかはありませんよ! 名誉とか地位とか、同業者から一目置かれるとか、それだけ。地上波にも出れないですよ」と、じつに現実的なエールを送った。
ファイナリストのなかで唯一メジャーな品川庄司・庄司は、「品川さんは、第3弾の映画が順調。嫁さんは、朝の番組やCMがバンバン決まって、どんどん格差が…。ここでチャンピオンになって、嫁にCHANELのバッグを買ってあげたい」と必勝宣言。同トーナメントが生まれるきっかけとなった『あらびき団』(07〜11年/TBS系列)の出演時と同じ、赤パン一丁にオイルまみれという“あらびきスタイル”で、トップを狙う。
今年、16年のトリオ生活に終止符を打った元Bコース・ハブも、ソロ転向後、初めての好実績。「解散して実家に帰っているので、お母さんに2万円ほど」と、優勝賞金で親孝行したいようだ。
『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系列)への出演がきっかけで、プチブレイクの兆しを見せているとろサーモン・久保田和靖は、後輩のフクロトジ・川口徹道との即興コンビ・螢で、まさかの決勝進出。「毎日行ってるスナックでネタを考えたんで、この名前にしました。(売れる気配があるのは)誤解です。昨日も、銀座のホステスの犬の散歩行って、5,000円もらってますから」と、久保田は相変わらずの自虐ネタ。「店にツケが1万7,300円あるので、それを返して、残りはお寺に寄付します」と答えた。
決勝トーナメントは8月31日の19時半から、東京・スペースFS汐留で開催。その模様は、同時間帯から、吉本興業のソーシャルプラットフォーム・YNNとニコニコ動画で無料生配信される(伊藤雅奈子)