フリーは2008年にジョンが脱退した際、真剣にバンド活動を続けるかを悩んだが、最終的にバンドと特にボーカルのアンソニー・キーディスに対する「深い絆」に気付き、思いとどまったという。
「ジョンが辞めてしまうなら、あいつ抜きのバンドになんて俺は絶対にいたくないって思ったんだ。だけどあいつが脱退してから、何かが俺の中で変わって、チリ・ペッパーズと特にアンソニーに対する本当に深い愛に気付いたよ」
ジョンに代わって加入した、ナールズ・バークレイやPJ ハーヴェイのセッションミュージシャンとしてツアーを行なっていたジョシュ・クリングホッファーについてフリーは、ジョンとは「全く違う」ことが「ベスト」だとQ誌に語った。
「ジョシュと一緒にやる上で一番難しいでことでもあり、ベストなことでもある点は、ジョンとは全く違うってことだよ」「ジョンならこうやるだろう、って思うこともあったよ。一緒に何かを演奏していたら、突然スゴイものをかましてくれるような、本当に並外れたミュージシャンだからね。ジョンなら上手くやっていたよ」「あいつとチャド(スミス)は見事に調和してくれたものさ、誰もが認めるほど良かったね。だけどジョシュは全く違うんだ。空気みたいに外でブラブラしているんだよね。『おいおい! 俺達が知っていることをあいつはいつやるんだ?』って感じだったけど、あいつは結局やらなかったよ。自分自身に『おい、リラックスしろ』って言い聞かせなくちゃならなかったね」