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【週刊テレビ時評】篠田麻里子も出演の松雪泰子主演「家族狩り」はイマイチのスタート

 いよいよ7月期の連続ドラマがスタートした。

 プライム帯で、その先陣を切ったのは松雪泰子が主演するTBS「家族狩り」(金曜日午後10時〜)。初回(7月4日)は20分拡大で放送され、視聴率(数字は以下、すべて関東地区)は10.5%と、イマイチだった。

 同枠の前作である「アリスの棘」(上野樹里主演)の初回は14.2%で、それを大きく下回る数字となった。ただ、同日、裏で放送された日本テレビ「金曜ロードSHOW!」、宮崎駿作品の「もののけ姫」が21.9%の高視聴率をゲットしたため、その影響を受けたものと思われる。

 「金曜ロードSHOW!」は3週連続でスタジオジブリ作品を放送予定で、11日は「となりのトトロ」。強力な裏番組があることで、当面、「家族狩り」は苦戦をしいられそうだ。

 「家族狩り」の原作は直木賞作家・天童荒太の同名小説で、三つの家族を通じて「家族とは何か?」を問いかけるヒューマンドラマ。

 認知症の父・清太郎(井上真樹夫)と、その介護に疲れた母・民子(浅田美代子)を抱える児童ケアセンターの児童心理司・氷崎游子(松雪)、家庭を持つことに抵抗を感じている高校の美術教師・巣藤浚介(伊藤淳史)、仕事のために家族を犠牲にしてきた警視庁捜査一課の刑事・馬見原光毅(遠藤憲一)の3人を中心にドラマは進行する。

 そんななか、注目を集めているのが元AKB48の篠田麻里子。篠田は馬見原の娘・石田真弓役で、非行に走った過去がある一児の母親というむずかしい役どころで出演。篠田が連ドラにレギュラー出演するのは、11年2月〜3月に放送された「桜からの手紙 〜AKB48 それぞれの卒業物語〜」(日本テレビ)を除けば、11年1月期の「大切なことはすべて君が教えてくれた」(フジテレビ/戸田恵梨香・三浦春馬主演)以来、約3年ぶり。AKBを卒業し、ソロとなっただけに、今ドラマでは、その演技力が問われることになりそうだ。

 深夜枠では、陣内孝則主演「獣医さん、事件ですよ」(日本テレビ/木曜日午後11時59分〜)初回(7月3日)=5.9%、高橋克典主演「匿名探偵」第2シリーズ(テレビ朝日/金曜日午後11時15分)初回(同4日=午後11時25分放送開始)=5.7%と、ともに厳しい船出となった。

 また、前週、14.9%と15%を切ったNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」(岡田准一主演/日曜日午後8時〜)第27話(同6日)は16.7%と盛り返した。これで、ここ6週で5週が16%以上と好調だ。
(坂本太郎)

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