ジェイZは、ドラッグ中毒の兄エリックが自分の指輪を盗んだとわかり、復讐のために銃の引き金を引いたとガーディアン・ウィークエンド誌で話している。
「誰かの家に行ってさ、銃を手に入れたんだ。銃なんてどこにでもあったからね。銃を手に入れるのに遠くに行く必要なんてなかったよ。本当にどこにでもあったんだ…」
しかし銃を撃った後、何が起こるか怖くなったという。
「俺の人生は終わったと思ったね。一生刑務所暮らしだと思ったよ。あれはひどかったね。俺はただの男の子でさ、子供だったんだよ。すごく怖かった」
結局、兄エリックがジェイZを刑事告発しないことに決めたために、その恐怖は現実に起こらなかった上、エリックは指輪を盗んだことと、ドラッグ中毒であることを謝ってきたという。
ジェイZは、ニューヨーク、ブルックリン内のマーシー団地の苦境の中で育った。現在ジェイZは、『ザ・ブループリント3』ツアーの収益および、レコード会社、ファッション・レーベルによる売り上げ、ニューヨークのバスケットボールチームの株式、ブロードウェイ・ミュージカル『フェラ!』の収益、スポーツバーのチェーン店からの収益を併せた過去12か月における6300万ドル(約53億円)に上る収益で、今年のフォーブス誌によるヒップホップ界の長者番付で1位に輝いている。