番組の前半では、石橋が女性芸能人の悩みを解決する「石橋温泉」が放送。ものまねタレントの福田彩乃が、「出演者やスタッフ、すべての人が信用できない」という悩みを打ち明けた。調子の良い時は人が寄ってくるが、気づけば誰もいなくなったという経験をしてきた福田は、「人、1人信用するのに私はすごく時間がかかっちゃう」と告白した。
この福田の悩みに対して石橋は「そんなもん」と諭し、自身の体験談を語った。今から約30年前、石橋が24歳の頃、同番組の石田弘プロデューサーと初めて2人でご飯を食べに行った際の出来事を明かした。
石橋は石田から、「お前いいか、これからお前の周りにたくさん色んな人間がついてくる。でもそれはお前の人気に伴ってついてくる。だけどお前が本当に苦しくなった時に『助けてくれ』ってこの人差し指に、『助けてくれ!』『誰かこの指にとまってくれ』って。お前の指を何人握るかが、これからのお前のタレント人生の全てだ。そういう人間をたくさんお前は作らないとダメだぞ」とアドバイスをもらい、石橋は非常に感銘を受けたという。
石橋は「俺も弱冠24歳。じゃあ、自分が苦しくなった時にこの指につかまってくれる人をたくさん作ろうと、それから20何年経って…ちょっとピンチな時があった」と告白。そのピンチの際に、石橋は「石田さん、俺、本当にヤバいから助けてくれ。ピンチだ。この指を頼む!」とお願いしたが、「タカちゃん、それはフジテレビ的に出来ない」と拒否されてしまったという。
石橋は「アンタの教えを20何年も信じてやってきたのに…まぁ、そんなもん」と笑い話を明かした。
24歳から20数年となると、石橋は44歳以上。だいたい今から5年〜10年前ぐらいになるだろうか。つまり、2005年〜2010年あたりだと考えると、石橋個人では、テレビ番組「イシバシ・レシピ」「MLB主義」が終了。そして、2010年には人気番組「うたばん」も終了していた。また、相方の木梨憲武との活動でいえば、「とんねるずのみなさんのおかげでした」以外には、「スポーツ王は俺だ!」などの特番ぐらいである。
数々のテレビ番組で活躍し、お笑い業界でトップクラスに入る石橋にも、実は過去に追い込まれるほどの危機があったようだ。