この日の直前イベントには、昨年の倍以上となるファン9455人が集結。午後3時からの開始にもかかわらず、イベントには朝7時半からファンが詰めかけるなど、錦織フィーバーも手伝って会場は熱気に包まれた。
錦織は同大会に出場する添田豪とのエキシビションマッチに臨み、セットカウント2-4で敗れたものの、ジャンプした状態からフォアハンドで放つショット「エア・ショット」を繰り出すなど、ファンを魅了。不安視される球足が速くなる同コートにも「今年は芝生も経験して速いコートにも自信がついてきている」とし「気持ちが乗ってるので頑張ります」と自信をのぞかせた。
また、イベントでは女子シングルスで12年ぶりにツアー本戦に挑むクルム伊達公子と、森田あゆみがエキシビションマッチで激突。この日38歳になった伊達は、弱冠18歳の森田を圧倒し「プロに再申請したので私だってルーキー1年目。今回は挑戦者なので100%でぶつかっていきます」と復帰後初のシリーズに闘志をみなぎらせていた。