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タクシードライバー暴行で逮捕のプロレスラー「5000円借りに」バーのカウンターに侵入 問題行動が次々と発覚

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森嶋猛

 4日にタクシー運転手に暴行を働いたとして逮捕されたプロレスラー・森嶋猛容疑者の「当日の状況」を東京スポーツが報じた。

 森嶋容疑者は、4日午後11時半頃、新宿・歌舞伎町でタクシーを降りる際、請求された1万8000円の料金に対し、「高い」とクレーム。そのまま口論となり、運転手の頬を殴り頬骨を折る重傷を負わせた。

 さらに、後に森嶋容疑者が十分な現金を持たずにタクシーに乗車していたことが判明。日刊スポーツによると、逮捕・送検した新宿署が「知人に金を借りにいったが、借りられなかった」などと話していると報じられた。かつてのトップレスラーが金やクレジットカードなどを持っていなかったとは驚きだ。

 そして6日、東京スポーツが逮捕された4日午後8時半頃、森嶋容疑者がプロレスラー・佐野直が経営する新宿・歌舞伎町のバー「スタンリークラブ」に、金を借りようと来店していたことが判明。

 当日、森嶋容疑者はその日バーの店長を務めていた女性に佐野がいないことを告げられると、「5000円借りに来たのに」と吐き捨てたうえ、バーのカウンターに侵入。店の郵便物を物色したのだという。結局、「後でまた来るから」と言って出ていったとのこと。これが森嶋容疑者の言う「金を借りれなかった」件なのかどうかは不明だが、手当たり次第に借金をしていた模様だ。

 なお、東京スポーツによると、森嶋容疑者は昼からゴールデン街で酒を飲むなどしており、シラフを見たことがなかったそう。さらに、酒癖もかなり悪いのだという。森嶋容疑者は2015年に体調不良による引退を発表するも、引退試合が不可解な形で延期。そのままプロレスリング・ノアを退団すると、その後の職業などすべてが不明となっていた。

 2018年7月、長州力プロデュース興行に姿を現し、10月に自主興行を行うと発表。ノア時代のライバル杉浦貴と対戦することが決まっていたが、9月になり「化膿性関節炎のため手術する」として、中止に。すでにチケットは販売されており、興行会社が対応に追われた。

 10月には『週刊プロレス』(ベースボールマガジン社)公式ツイッターや、ガンダーラ鈴木レフェリーのツイッターに姿を見せていた森嶋容疑者。プロレスラー復帰に向け努力しているものと思われたが、実は飲み歩いていたようだ。

 「事件を起こしたレスラーが復帰するケースはこれまでにもありましたが、彼の場合、一度決まった興行を自身の怪我で中止にさせておきながら、酒が誘発した事件で逮捕されている。中止にした責任を感じているとは思えません。

 このような行動がプロモーターや団体主に与える印象が良いはずはなく、彼を自分の団体に上げたいとは思わないでしょう。まして、一般人の頬を殴り骨折させるのは、ありえない行為。プロレスラーとしての復帰は絶望的です」

 草葉の陰で、恩師・三沢光晴さんが泣いている。

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