前走のきさらぎ賞は3角すぎでズブさを見せ、少し置かれてしまいましたが、直線ではいつもの鋭い伸びを見せ2着。メンバー最速の上がり3F33秒9の脚で、外から一気に追い上げました。
エンジンのかかりが遅いので最初はジワジワとしか伸びてきませんが、トップギアに達したときのスピードは一流です。札幌2歳S(1着)のときのようにスローな展開を差し切って勝つように、末脚は世代トップクラス。前や横に馬がいると闘志に火がつき、その威力は一層パワーを増して豪快なフットワークへと変貌します。
最終追い切りでは全身を使った絶好の動き。フットワークも柔軟性抜群で、状態を上げてきたことは確実です。改装後の阪神外回りコースの直線は473m。前走の京都外回りよりも自慢の末脚を十分に生かせます。激しい攻防になっても、持ち前のド根性精神から追い比べを制する可能性は高いですね。
本番で有力候補の一頭として向かうためにもここは力を見せつけておく必要があります。ゴール前、マースが坂を一気に駆け上がります!