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蒲郡ナイター「SG第13回オーシャンカップ」 烏野賢太に復調ムード

 蒲郡ナイター「SG第13回オーシャンカップ」は22日、シリーズ初日を終えた。まだ飛び抜けたエンジン気配の選手は見当たらないが、浜野谷憲吾、作間章の東京支部は着順だけでなく、先行き楽しみな実績機。ドリーム戦は吉川元浩がインで人気に応え、アシ元も確実にアップさせている。

 「よく逃げられたと思います」
 俗にいうイン勝ち。5Rの平田忠は、まったくプロペラが合わないままに本番を迎え、コースとスタートだけで持たせてしまった。
 「伸びは悪くないけれど、出アシがねえ…。乗り心地も全然だったし、走る前はあきらめていたんですよ。前回のアシはよかったのに」
 このレース、実は2着の烏野賢が、平田の前回エンジンに乗っていた。「その通り、道中迫られ気味でしたね」。1着を走りながら、自分がいいと感じたエンジンのプレッシャーを感じていたという。ここで覚えておきたいのは烏野のアシだ。
 「チルト05で伸びはいい。これは前検、試運転と変わっていない。あとはピット離れと出アシの部分。回転を上げないと…。取り付けを考える」
 伸びのよさは前走の平和島ダイヤモンドカップと共通している。そのときは勝負どころで安めを売ったものの、それまでの予選道中では、何度もまくりを決めていた。
 「オレもやれるところを見せられたやろう」
 休み明けから散々な内容だった。ようやく光明が見えて、ここに至る。かつてはテクニシャンの名を欲しいままにしたSGレーサーが、健在を示すシリーズになるか。
 一方、復活を目指す選手に対して、「旬」の選手で争われたドリーム戦は、吉川元浩がインで外を寄せ付けなかった。
 「プロペラと最後にやったキャリボディーが効きましたね。伸びがよくなって、ターンのかかりも気にならない」
 スタートも「放り、放り」と様子見だったならまだ余裕。今後は外枠への対処を考える。

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