メルはダークスーツにブルーのシャツとタイを身に着けて、報道陣の前をさっそうと歩き、午前8時30分くらいにロスアンジェルス、ダウンタウンにある裁判所に最初に到着した。
それから数分後に到着したオクサナ、この日はメルの短気な性格を理由にルチアのために彼の1泊以上の訪問を許可しないことを係争することになっていた。
「私は娘の為に、そして娘の安全のために戦っています。それが全てです」とルチアナは、裁判所に向かう途中でこのようにコメントした。
「お金は関係ありません。全ては娘に関してのことなんです」
しかし、金銭問題は確実に関わっている。メルはこの審理後に、オクサナに対して60,000万ドル(約4920,000円)の養育費を支払う命令を受ける可能性がある。
またこの日の審理は決議に達することがなかった為に、11月22日に再度行われる予定だ。
「私たちは11月22日にまた戻ってこないとなりません」とオクサナの弁護士、ダン・ホロウィッツがコメントした。メルの弁護団は、メディアに対して双方弁護団から何も話さないようにリクエストされたが、「私たちが話すことを妨げる報道禁止令などありません」とホロウィッツ弁護士は語った。
今日の審理では、オクサナに母親が同席したことは、精神的な支えになったようだ。 しかしオクサナの母親は、証人として召喚されて今日の審理に参加することは認められなかったために一日中廊下で待たされた。
メルと彼の弁護団は、審理後には何のコメントも出さずに裁判所を後にした。
また『ハングオーバー2』へのカメオ出演を断られたメルだが、リーアム・二−ソンが出演するようになったことについて、メルは別に怒っていないという。
「メルと話をしたよ。メルは今回のことについて冷静だ」「俺ら二人とも落ち着いているよ」とリーアムはコメントした。
メルは、一度は決まっていた『ハングオーバー』でのチョイ役、タトゥーアーティストを出演キャストの反対にあい、降ろされていた。その後、ブラッドレイ・クーパーが以前「Aチーム」で共演したことのあるリーアムを推薦したという。
リーアムとメルもまた、1986年の『バウンディー/愛と反乱の航海』で共演している。リーアムはメルと話をしたことが、「非常に愉快だった」という。
またリーアムは、自分がタトゥーアーティストを演じることを否定した。また撮影もタイでは行わなかったと語った。
「違うよ」「(撮影は)ワーナーブラザースのスタジオだったよ。(タイ)だったらよかったのに」