今回の古巣復帰は、聖子の個人事務所「ファンティック」がデビュー当時に所属したサンミュージックと業務提携を結んだもの。日程管理などのマネジメントは個人事務所が担当しながら、音楽制作部門で支援を受ける。
80年に歌手デビューした聖子は89年まで同プロに所属。その間、生み出したヒット曲は「裸足の季節」「青い珊瑚礁」「風は秋色」など数知れず。しかし、89年6月末に突然、独立を表明し、聖子の母を社長とする個人事務所を設立。当時「円満退社」を強調したが、実態は「海外進出を狙う聖子と所属プロとの対立だった」(芸能リポーター)という。
デビューから所属する大手プロから独立して、Uターンするケースはまれ。異例の復帰は、聖子が昨年末、同プロの相沢秀禎会長を初めてディナーショーに招いたのがきかっけだった。ステージ上で「デビューのころからお世話になった会長さんが来てくださいました…」と話し、かつてのヒット曲を歌うと涙をこぼした。
そんな中での古巣復帰は、ほとんどが“いい話”として報じられたのだが、ここにきて暗雲が立ち込めてきたようだ。
「現在の聖子のマネージャーで恋人であるK氏が、以前、ビートたけしの愛娘の北野井子さんを騙した、とんでもない過去を持つ男だったことが判明。それを知らなかったサンミュージックサイドは、今になってどう対応していいのか頭を抱えている」(芸能プロ関係者)