同番組は、もともと96年4月から「ワイド!スクランブル」のタイトルで放送されていたが、今年4月から大下アナの名前を入れたタイトルに変更された。
「タイトル変更は、視聴率低迷打開のためのテコ入れです。さらには、このところ毎年『好きな女子アナランキング』(オリコン調べ)で上位に入る大下アナの人気・好感度に期待した抜てきでした」(テレ朝関係者)
そんな同番組だが、もともと、「ADがすぐやめる、業界でいちばんパワハラがひどい番組だ」と悪評だったのだとか。
元ADの女性によると、古いパワハラ体質がはびこり、ディレクターたちが物に当たる、机をぶっ叩くなどして、ADを萎縮させるのは日常茶飯事。「このハゲ!」、「足が遅そう」、「死ねよ」、「ぶっ殺す」など物騒な言葉が飛び交う“パワハラ天国”だというのだ。
同誌の直撃に対して大下アナは絶句し、「それが本当なら、番組としてきちんと対応しないといけませんが、私からはお答えできません」と回答している。
「同誌にも書いていますが、制作を外部に任せているので、テレ朝本体はまったく事実関係を把握していないでしょう。しかし、このままの状態で放置しておくと、大問題に発展しそうです」(芸能記者)
「ハラスメント規制法」が成立したものの、罰則を伴う禁止規定はなく、実効性を確保できるかどうかが課題なのだとか。
とは言え、この件は日本テレビから「視聴率三冠」の奪還を目指すテレ朝にとって、早急に改善が迫られる問題となりそうだ。