3歳時にはNHKマイルCで2着した素質馬で、実力は優にGIクラス。その後はスランプに陥っていたが、2走前、デビュー戦以来となる6F戦へ出走したことをキッカケに立ち直った。その淀短距離Sは出遅れながら上がり3F33秒4の切れ味で完勝し、続くシルクロードSも直線だけで11頭をかわす豪快な差し切り勝ち。5歳になり、ようやく適鞍を得た格好だ。
中間はDWでビシッと追われ、5F66秒5、ラスト1F11秒9をマーク。鋭い伸び脚を見せ、デキの良さを存分にアピールした。
差し脚質だけに中京の短い直線が気になるところだが、「最終週なら外差しが決まるから大丈夫」と幸騎手。普段は慎重な発言の多いジョッキーの、この自信にかける。