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七夕賞 カネトシツヨシオーは70kgでも勝てる!?

 1番人気がなかなか勝てない日本一荒れる重賞「第44回七夕賞」(GIII 芝2000m 13日)。しかし、今年はカネトシツヨシオーが穴党を黙らせる。上半期のグランプリホース・エイシンデピュティに食い下がったこともある実力はダテではない。前哨戦の福島テレビオープンは出遅れながら楽々とひとまくり。夏場になってさらに調子を上げているツヨシオーに、ジンクスは通用しない。

 めったにラッパを吹くことがない野村師が、キッパリと言い切った。
 「今回、ハンデは57kgを覚悟している。だけどたとえ70kgを背負っても勝てると思っている」
 競馬にはもちろん絶対はない。しかし、カネトシツヨシオーへの信頼感は絶対的といっていい。その思いをさらに強くさせたのが前走の福島テレビオープンだった。
 出遅れた。馬場状態のいい開幕週の小回りコースでは致命的ともいえるロスだったが、3コーナーから軽々とまくりあげて、ピサノパテックを1馬身3/4切ってすててみせた。
 「ジョッキーがあわてず乗ってくれたけど、非常に強い内容だったね。出遅れたのは草を食べにいったから。よくやるんだけど、それだけ馬に余裕があって、状態も良かったんだ。だからジョッキーもじっくり乗れたんだと思う。まっ、オープン特別ならあれぐらいやれて当然だけどね」
 盛夏を目前に、栗東の蒸し暑さは尋常じゃない。だが、ツヨシオーの状態は前走からさらに上向いている。1週前追い切りは栗東CWコースで6F90秒9→71秒7→55秒3→40秒1→12秒3。間隔が詰まっているうえに、再度、福島への輸送もあるため、直線で軽く反応を確かめた程度だったが、身のこなしは実に柔らかい。夏場に強いタイプのようで、いい汗をかいている。
 野村師を超強気にさせている理由はこれだけではない。先日、宝塚記念を制したエイシンデピュティの存在も心強く感じている。
 「今年のはじめ、京都金杯であの馬と差のない競馬をしたんだ。当時と比べて今の方が体力がついてきたし、いよいよ本格化してきた感じがするから」
 一気にグランプリホースまで上り詰めたデピュティに、これ以上引き離されるわけにいかない。「メンバーも前走と同じような感じやし、あっさり勝つやろ。期待しとるよ」
 勝てばサマー2000シリーズのチャンプも見えてくる。秋の飛躍へ、まずは夏の王者を目指す。

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