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戸塚記念(SIII 川崎2100m 10日) 夏を境に本格化 ジルグリッター 直線勝負にかける

 牡馬にとっては最後の3歳重賞となる戸塚記念。主役の期待を集めるのは、実戦を重ねるごとに地力を増してきたジルグリッターだ。
 最終追いは6日の船橋競馬場(左回り・良)。張田京騎手を背に、単走で5F63秒9→49秒3→36秒4→12秒0(強め)をマーク。素軽いフットワークを披露し、好調キープをうかがわせた。

 「鞍上とケンカしなくなったし、3月ごろに比べると理想の体形になってきた」と岡林光師。春3冠で(4)(3)(3)着と上位に食い込んだコラボスフィーダと並んで期待されていた素質馬が、ひと夏を越してようやく完成の域に近づいてきた。
 前走の黒潮盃は最後方からマクッて2着。「自分で動けるタイプではない」だけに、極端なスローペースにハマッたのが痛かった。だが、今回はある程度ペースが速く流れそうなメンバー構成。身上の末脚でステークスウイナーの仲間入りを果たすか。

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