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競輪人国記 岡山(4)

 54期の三宅勝彦は在校成績1位で新人リーグは5回優勝。A級も7場所で乗り越え、S級に特進した。切れのあるまくり追い込みで、平成元年の第1回ふるさとダービーを優勝。さらには平成6年の武雄ふるさとダービーでは、神山雄一郎(栃木)吉岡稔真(福岡)山田裕二(岐阜)ら強敵を相手に快勝した。

 59期の小橋正義は今でこそ新潟だが、ルーツは岡山。平成3年競輪祭、平成6年静岡、翌7年松戸と日本選手権を連覇。井上茂徳(佐賀)は先生格の兄貴分。追い込みテクニックのほとんどが井上からコーチされたという。平成7年、松戸日本選手権では同県の新鋭・三宅伸(64期)の先行に乗って優勝。翌8年の千葉日本選手権で3連覇を狙った小橋だったが、吉岡に優勝をさらわれ夢は泡と消えた。このレース、吉岡と神山の先行争いは圧巻そのもので、吉岡が競り勝ったが、競輪史上に残る名レースだった。

 三宅伸は大型の先行まくりで期待されていた。競輪学校では在校成績1位も、ヒザを痛めて同期の高木隆弘(神奈川)に置いて行かれた感じだった。昨年の西武園全日本選抜では、石丸寛之(76期)の豪快なまくりに乗って念願のGIタイトルを獲得。平成元年デビュー以来20年目、39歳での栄冠だった。SS級でも追い込みとまくりで健闘している。番手からの差しで再度、GI獲得も十分だ。

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