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ボクシング 2009年亀田興毅の野望

 元WBA世界ライトフライ級チャンピオンの亀田興毅が21日、世界前哨戦(3月4日、さいたまスーパーアリーナコミュニティーアリーナ)を行うことを発表した。さらに世界再挑戦に向け、本格始動した興毅サイドは同フライ級王者・デンカオセーン・シンワンチャーと交渉していることが判明。2階級制覇に向け青写真を披露した。

 興毅は昨年、大みそかに坂田健史が王座防衛失敗後、ジムを通じてデンカオーセンに挑戦を表明。31日に予定していたメキシコでのノンタイトル戦をキャンセルした。
 この日、合宿と三男和毅の試合のセコンドにつくためメキシコに出発。次戦について「試合は正式に決まった。3月4日、オレと大毅の2人で、世界前哨戦をやる」と言及した。さらに「デンカオセーンはキャリアもある。12ラウンドの戦い方も知っているから、気を引き締めないと。(挑戦は)5月か6月ぐらいちゃうか。2階級制覇いかしてもらいます」と早くもベルト奪取を宣言した。

 亀田ジムの五十嵐紀行会長は、デンカオセーンとの交渉について「(世界戦の交渉を)しています。向こうサイドも前向きです」。昨年、対戦が取りざたされたWBCフライ級王者の内藤大助については「内藤選手(との試合)はないです。(交渉も)していません」と明らかにした。
 次男大毅の対戦相手にも世界ランカーの外国人選手を予定している。さらに、この試合はノンタイトル戦ながら、TBSが地上波での生放送も検討している。亀田家の2009年国内初陣は超豪華なものになりそうだ。

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